方言で困ったこと

実際に道外の人が使うことはなくても、全国的によく知られている北海道弁もありますが、やっぱりまだ通じないことも少なくありません。

自分でも北海道弁だとわかっているので、道外の人には使わないように気をつけてはいます。でもあまりにも使い慣れていて、やっぱり自然と口にしてしまうんですよね。それに、他にふさわしい表現、その方言と同じ意味の標準語が思いつかずに、使わざるを得ないこともしばしば。

■しばれる

「寒い」の上級語。
北海道では、寒いという言葉では片付けられないほど気温が下がったときに使います。

「今朝はしばれたね」→「今朝はものすごく寒かったね」

■なまら

「とても」「すごく」「超」「ものすごく」の意味。
「な」と「ま」の間に「ん」を入れて、「なンまら」と意味を強調することもあります。

「なまら欲しい」→「とても欲しい」
「なンまら欲しい」→「絶対欲しい」

北海道人が「なまらしばれた」という日の寒さを、道外の人は耐えることができないかもしれません。

■~べさ?

「~でしょ?」の意味。
北海道では「で」を省いて「~してるしょ」ということもあります。

「なまらしばれたべさ」→「ものすごく寒かったでしょ」

■体がこわい

「体がダルイ」「体が重い」などと似ているけど、厳密に言うとちょっと違います。
「ダルイ」と大きく違うのは「億劫だ、面倒だ」という意味が含まれない点。
何かを頼んだときに「ダルイから嫌だ」というと「面倒だから嫌だ」と捕らえられますが、「こわいから嫌だ」というと「具合悪いの?」と心配されてしまいます。
たくさん手や足を使ったときの「手、足がこわい」は、手や足が疲れたという意味になります。

■めんこい

これはもう言わずと知れた「可愛い」という意味です。
特に「めんこそう」といえるのはとても便利。
「可愛いと思う」というのを「可愛そう」と表現すると「可哀想」に聞こえてしまいますが、「めんこそう」といえばその心配がいりません。